ランナーのつぶやき

today's column

高地トレーニング




高地トレーニングとは人間の環境への適応能力を活かし、運動能力向上につなげるトレーニング方法。効果的な標高は1500~3000mだそうです。低酸素の環境は血液中で酸素を運ぶヘモグロビン、筋肉に酸素を運ぶミオグロビンが増加して酸素の運搬能力、酸素消費能力がアップしてパフォーマンスの向上が期待できます。
と言うことで高地トレーニングに行ってきました。瓶ヶ森林道を走りました。標高1600m、気温18度、土小屋駐車場に車を止め瓶ヶ森登山口まで10キロ、折り返し10キロのトータル20キロを走りました。気温が低いこと雄大な大パノラマを走ることで非常に気持ちよく走れました。尾根の上を走るためそれなりのアップダウンはあるのですがさほど苦になりません。やはりマラソンは気温が低いと走りやすいです。東京オリンピックは出ないと言う川内君の気持ちは良くわかります。走り始めの頃少し平地とは違う息苦しさを感じたかな、と思いましたがこれは意識しすぎからくる勘違いと思います。で、火曜日にインターバルをやったのですがまったく高地トレーニングの成果は感じません。当たり前ですが1日では効果ないですよね!すずしく、景色がいいので夏のイベントとしては楽しいと思います。皆さん楽しく走りましょう!
                          (千葉)

体重の話

僕がランニングを始めてから参考にしているダニエルズ理論。距離やタイム、心拍を基にVDOTというVO2maxを推測し、トレーニングのペースを決め、マラソンのタイムまで予想するというもの。

このVO2max、最大酸素摂取量は、運動中に体内に取り込まれる酸素の最大量のことで「有酸素運動能力」つまり全身持久力の指標として用いられているのはご存知の通りで、ml/分などの絶対量、もしくは、mL/(kg・分)などの体重に対する相対量で表わされます。

こと、ランニングにおいては各個体が毎分何リットルの酸素を摂取したかというより、体重あたりの相対量で使われることが多いように思います。つまり、体重50kgの個体と60kgの個体が存在する時、両個体が同じだけ酸素を摂取しても体重が軽い方が体の組織の単位重量あたりに行き渡る酸素の量は多くなりますよね!?その分だけ有酸素能上がりますよね!?という話。つまり、相対量ml/(kg・分)で論じることが多いわけです。

そこで本題。
体重1kg減るとフルマラソンでは3分早くなるとか、それ以上とか。いろんなコーチや研究者が各々の理論を述べてますが、少なくとも早くなるという点では共通しているようです。これを先のダニエルズ式で考えると、例えば現在50kgでフルマラソン3時間30分(VDOT45.6)の人が49kgになったとすれば45.6×50の最大酸素摂取量の絶対量を今度は49kgの体で利用する訳ですから、その相対量は45.6×50/49でVDOTは46.5に改善するはずですよね!となるわけです。で、VDOT46.5とはどのくらいかというと、3時間26分15秒あたりになり約4分弱改善が見込めるのではないかという計算になる訳ですね。一方で、これは100kgの人が99kgになった1kg減ではVDOTは約46.1なので同じ質量減れば一律に同じだけ早くなるという結論にはならない理論なわけです。

そして、あたくし。
普段から50kgと100kgのちょうど真ん中辺りの体重でウロウロしており、自己ベストを出した一昨年のシーズンからは+5~6kgです。先日の記録会のタイムですが、あの体型まで絞るとホントに今より14秒くらい早く走れるの??そんなタイムで走る自分がイメージできませんけどね~。
などと思いつつ、まぁ、とりあえずは8月の記録会は72kg台で挑むことが目標です。 

                            (文 八木)

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千葉さん (6eykv5ay)2017/8/15 07:53 (No.1735)
なるほど!解りました。僕も痩せます。65キロに絞りたいです!
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